公益財団法人野口研究所

研究概要・成果Outline / Result

フルオラス科学研究会

 フルオラス(fluorous)とは「親フルオロカーボン性の」という意味の造語です。
 1994年にHorvathとRabaiがScience誌に発表した含フッ素配位子を持つRh触媒を用いたヒドロホルミル化に関する論文で使いだしたのが最初です(Horvath, I. T.; Rabai, J. Science 1994, 266, 72)。フッ素含量の高い化合物は一般的な有機溶媒や 水にはほとんど溶解せず、フルオラス溶媒にはよく溶けます。この性質を利用すれば、ペルフルオロアルカンやペルフルオロアルキル基を溶媒あるいは触媒や生成物の置換基(タグ)などとして用い、相分離による抽出・精製が可能です。
 1994年以降、有機合成化学のみならず生化学の分野においても 親フルオロカーボン性を活用する様々な試みがなされてきましたが、現在では含フッ素化合物のフッ素特性を活かした様々な研究においてもフルオラス性という言葉が使われています。
 フルオラス科学研究会は、フルオラス科学および技術の発展に寄与する情報交換ならびに人的交流を目的とし、前身のフルオラス研究会の活動を受け、さらなる発展を目的として2008年に設立されました。以後、会員相互の情報交流とフルオラス科学への貢献をめざして 活動をしています。

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